「すごい生き方」出版イベント | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

0603新宿ロフト01photo by tutchy
 雨宮処凛ちゃんの「すごい生き方」出版イベントは濃かったねー。
 もとリスカ、もとオーバードーズ自殺未遂、もと右翼、作家の処凛ちゃん、
 もと麻薬の運び屋で「新しい神様」、「ピープTVショー」監督の土屋豊さん。
 もとひきこもり、もとアルコール依存症、「こわれ者の祭典」のパンク詩人、月乃光司さん。
 もとテレクラ依存症、「日本一醜い親への手紙」、「死ぬ自由という名の救い ネット心中と精神科医」の作家、今一生さん。
 もと日本赤軍議長、もと刑務所生活20年、作家の塩見孝也さん。
 もとオウム真理教幹部の加納さん。
 もとブラックエンペラー、もとヤクザ、「刑務所ぐらし」の作家中野ジローさん。
 三重県亀山にある「月の庭」オーナーで、現ガン患者で舞踏家のマサルさん。
 そのほかもと援助交際少女、ひきこもり少年などなど、生きづらさ代表のオールスターといったメンバーである。
 もと精神病院通院、ミュージシャンの大槻ケンヂさんも飛び入りする。
 お客さんもいろいろあった人が多く、常識をひっくり返すようなトークで盛りあがった。
 オレは前半に「リストカッター」、「Be yourself」、「心がくしゃみをした朝」、
 後半に「いたいのいたいのとんでけ」、「ミタクオヤシン」、「アカルイミライ」、「旅立ちの歌」、「ハッピーバースデイ」を歌う。
0603新宿ロフト02photo by tutchy
 もう1曲目の「リストカッター」から会場は泣き出すし、みんな食い入るように聴いてくれた。
 オレはこのロフトプラスワンが未来の縮図のように思えてきた。
 この空間では生きづらい人がマジョリティーになり、今まで人に言えなかった苦しみを堂々とシェアできる。
 今後も生きづらい人はどんどん増えていくだろう。その数が臨界点を越えたとき、社会的価値観が一気に反転する。
 この空間が世界へと拡大するんだ。
 権力者が推し進めるグローバル化とは正反対の「生きづらさグローバリゼーション」とでも呼べそうな波が草の根的に広がっていくだろう。
 だってこの落ちこぼれメンバーを見てると楽しそうだもん。おだやかでなごやかで笑いに満ちた空間が社会を満たせば、みんながもっと楽に生きられる。
 みんな気づいてないかも知れないが、昨日のイベントは歴史的な一夜だったのかもしれない。

※ついにマキちゃんの食事制限が緩和されたぞー!