大ネアリカ展オープニングパーティー | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

 9月23日(日)オープニングパーティー

 ネアリカのワークショップは毎週日曜日午後1時からはじまる。
 宇都宮をはじめ、東京などから子供をふくめ14人の人が参加してくれた。この不思議な毛糸絵画がどうできあがるか、みんな興味津々である。
 まずはお手本となる公募作品を全員で見に行く。
 ワークショップで使う8号キャンバス(45,5 X 38cm)と同じ大きさに、それぞれの宇宙観が凝縮されている。1回の来場につき3作まで投票できるシステムなので、毎日かよっても、その都度投票できる。それぞれの作品が個性的なので、投票順位は混戦状態である。投票に公正を期すため名前や住所が伏せられているので誰の作品かわからないが、なかでも上位6作品あたりに人気が集まっている。
 応募してくれたあなた、あなたの作品かもしれませんよ。
 ワークショップの参加者は歓声をあげ、うなり、テクニックを目で盗みながら、じっくりと鑑賞していた。
 ふたたび大ネアリカが展示されているワークショップ会場にもどる。
 オレがネアリカと出会ったいきさつや、ネアリカの歴史、ウイチョル族の宇宙観などを説明する。
 グーパージャンケンでふたつのグループに分ける。なるべく友達や母子も分かれてもらったほうがおもしろい。グループごとに各自直感で浮かんだテーマを出してもらう。
 鳥、月、ハート、あたたかい、木、オレンジ、うず、水、火、太陽などなど。
 その中からひとり三つを選び、上位のものを組み合わせてテーマとする。
 つぎはグループでひとり下絵を描く人を選び、テーマにそいながらも自由に下絵を描いてもらう。Aグループは小坂さんの息子で小学5年生になるそういちろう、Bは新潟から来てくれたアーティスト清水くんが描いてくれた。清水くんとは2週間後の10月6日に新宿ネイキッドロフトでおこなわれるAKIRA & アイコライブでもコラボするのでぜひみなさんお越しください。(くわしくは文末参照)
 真ん中に机を3つおき、ふたつがキャンバス、ひとつには60色の毛糸がおいてある。オレが毛糸の貼り方を実演する。コツは「毛糸と毛糸のすき間をあけない」とことと、「毛糸を置くように貼る」(引っぱるとあとで縮んでしまうから)という2点だけだ。
0709ネアワーク0

 最初はとまどっていた参加者も自発的に色を選び、貼りはじめる。まるで大人の服を脱ぎはじめ、裸の子供に返っていく過程を見るようだ。
 もともとオレたちは自分の人生を「創造」するために生まれてきた。
 つまり誰もがアーティストなんだ。
 子供のころはわくわくドキドキするような瞬間を素直に選んできた。でも現代社会はあたかもそれを悪いことだと教育し、いつのまにかオレたちも誰もがアーティストだということを忘れてしまっている。
 ひとつだけかんちがいしないでほしいことがある。それは絵を描いたり、歌を歌ったりすることだけが創作じゃないってことだ。
 赤鉛筆を耳にはさみながら競馬新聞をにらむおっちゃん、いつも笑顔をくれる八百屋のおばちゃん、美味しいお茶を入れてくれるOL、その人がわくわくドキドキしながら日々を送っていれば、みんなみんなアーティストなんだ。
 「自分の人生という作品を創作すること」、それが本当のアートだからね。
 あっそうだ、これは自分の人生だったんだ!
 ということさえ忘れて生きてるでしょ。
 ネアリカのワークショップはそれに気づくきっかけになる。
 小学校3年生のヤマトをはじめ、14人が力を合わせ、すばらしい2作品が完成した。
0709ネアワーク1

0709ネアワーク2

 何人でも参加できるように人数限定の枠をはずしたんで、どんどん参加してください。
★ネアリカワークショップ
9月30日、10月7日、21日 、28日(いずれも日曜日)の13~17時(参加費1000円)予約なしで突然きてもだいじょうぶですが、できれば「ギャラリー悠日」HPよりメールでご予約ください。

 オープニングパーティーには広いギャラリーがいっぱいになるほどの人がつめかけてくれた。
 オーナーの柏崎さんと小坂さんとオレであいさつと感謝の言葉を述べる。公募したネアリカの作者であるエミさん、なみさん、美雪さんにネアリカをつくるきっかけや制作話を聞かせてもらう。つぎに小坂さんの扉作品が展示してある部屋で、小坂さんによる作品説明を受け、大ネアリカのあるライブ会場に観客は移動した。
 今日のライブは、というか今日もかよ! 北海道からハジメくんととーるがやってくるという豪華メンバーである。またオーブがいっぱい写るかなと思っていたらデジカメのレンズが引っこまなくなって壊れてしまった。うーん、そうとう見えない人たちが来ていたかも。

1.雲のうえはいつも晴だから(AKIRA:ボーカル。ピアノ:hajime。ギター:小川とーる)
2.トラヴェリングマン(AKIRA:ボーカル。ピアノ:hajime。ギター:小川とーる)
3.青空のむこう(ピアノ:hajime。ボーカル:小川とーる)

 ここでオレひとりのリクエストライブだ。壁に貼りだした100曲にお客さんがチェックして、その中から3曲を選んだ。
 北千住で音楽バーを開くコージは石垣島で共演している。UFO型のメロディーパッカッション楽器「ハング」とホーメイを組み合わせてソロ演奏をしてもらい、オレと新曲「シャンティー」を共演した。9月30日(日)のライブにもきてくれるそうだから、摩訶不思議なハングを聴きたい方はぜひ来てください。

4.今日は死ぬのにもってこいの日だ(AKIRA:ギター、ボーカル)
5.祝福の歌(AKIRA:ギター、ボーカル)
6.シャンティー(AKIRA:ギター、ボーカル。ハング:コージ)

7.ソウルメイト(AKIRA:ボーカル。ピアノ:hajime。ギター:小川とーる)
8.Unconditional love(AKIRA:ボーカル。ピアノ:hajime。ギター:小川とーる)
9.Be here now(AKIRA:ボーカル。ピアノ:hajime。ギター:小川とーる)
10.アゲハ(ピアノ:hajime)
11アラビア組曲第二章(ピアノ:hajime)
12..家族(AKIRA:ボーカル。ピアノ:hajime。ギター:小川とーる)
13.マーマレードスカイ(アンコール。AKIRA:ボーカル。ピアノ:hajime。ギター:小川とーる)

 ハジメくんソロのピアノもたっぷり聞けたし、とーるのボーカルは凄みを増しているし、今日のお客さんはお得だわ。雷鳴のようなスタンディングオベーションはつづいたが、「また来週きてください」と、アンコールは「マーマレードスカイ」で幕を引いた。
 観客のほとんどはオレの歌を聴いたことがない人たちだが、「歌を聴いてはじめて泣きました」という人が続出の幸せなライブだった。
 「なんでそんな現象が起こるのか?」疑問に思う人も多いだろうが、こればっかりは言葉で説明できないのよね。やっぱ生で歌を聴いてもらうしかないなあ。
 沖縄や北海道から来てくれた人もいるし、どんなに遠くても直感行動に距離はない。巨大ネアリカにかこまれながらライブを聞ける聴ける奇跡のようなシュチエーションは今しかないよ。
 move! move! move!
 つぎのライブは9月30日(日)18時からです。前売り1800円、当日2000円なので「ギャラリー悠日」HPよりメールでご予約ください。
 ソロライブだからどんどんリクエストに応えられるよ。
 それと東京、益子、江ノ島でもライブがあるのでよろしくです。ライブというのは生き物で、会場の場と観客とミュージシャンがいっしょに共同製作するものだから、毎回ちがったものになるんだ。

★10月6日(土)新宿ネイキッドロフト「いたいのいたいのとんでけライブ」
ミュージシャン、作家のAKIRAとこわれ者の祭典のアイコ、絵描きの清水友裕によるコラボレーションライブ。東京編。死や別れ、手首の傷や薬物、悲しみと向き合ったら命や生きることの意味が見つかった。命のあたたかさを届けます。あなたの心の「いたいのいたいの、とんでけ」
出演:AKIRA(作家、ミュージシャン)、アイコ(こわれ者の祭典)、清水友裕(絵描き)
会場:新宿ネイキッドロフト(東京都新宿区百人町1-5-1百人町ビル1F)
前売り\1,300 当日\1,600 (チケットは8/1よりネイキッドロフト店頭にて発売開始!)
開場18:00 / 開演19:00
問い合わせ:ネイキッドロフト(03-3205-1556)

★10月14日(日)焼き物の里 益子「土空間」ライブ
 http://www.geocities.jp/tsuchikukan/
 18時開場 19時開演 前売り2000円 当日2500円(1ドリンク付き)
 予約お問い合わせ:info_kenmoku@ybb.ne.jp
 電話0285-72-3600(カフェKENMOKU)
 栃木県芳賀郡益子町益子3053-3(見目陶苑内)
アクセスはこちらか、
益子観光情報」を見てください。
宇都宮駅よりバスを利用
JR宇都宮駅西口バス停より
東野バス益子行き・・・約65分
タクシーを利用
東口より乗車・・・約35分
車の場合
 [東北道]栃木都賀JC-北関東道経由-宇都宮上三川IC→真岡→益子
 [常磐道]水戸IC→笠間→益子
電車の場合
真岡鉄道益子駅下車

 土と陶器と創作の空気が凝縮されたむちゃくちゃいい空間です。陶芸の街を見物しながら、ゆったりとした時間に浸ってください。

★11月4日(日)江ノ島「オッパーラ」ライブ
窓の外には「湘南の海」と「江ノ島」そして「富士山」。三拍子そろった大パノラマが見渡せます。和食からアジア、メキシコのFOODにITALYの「ムセッティ・コーヒー」が自慢です。カクテルをはじめアルコール類も各種取り揃えています。

「OPPA-LA」小田急線片瀬江ノ島駅から徒歩3分
藤沢市片瀬海岸1-12-17さまりやビル4F
電話 0466-54-5625
e-mail oppa-la@mta.biglobe.ne.jp
時間やチケットなどの詳細は決まりしだいお知らせします。