命の火を燃やせ! | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

10月19日(日)やよいオペラ「命の火」
081019mzentai.jpgphoto by MIYUKI

3ヶ月前の7月3日夜10時57分にやよいからこんなメールがきた。

「私は永遠に成長しない人間。もうこの世がいやでいやで仕方がない。だからウォッカ飲んで忘れたい。嫌なことすべて。忘れたい。忘れたい。このメールを書いたら、ありったけのハルシオンと安定剤をウォッカで飲みます・もう嫌なんです。この世が嫌なんです。
アキラさんにお礼が言いたかった。入院中、孤独を癒してくれたのはアキラさんのうたでした。本当にありがとう。ありがとう。
ハルシオン飲んでどうなるかわからないけど、ありがとう。
アキラさん、光をありがとう。」
081019myayoisign.jpgやよいの手。photo by MIYUKI

そこでオレはメールを返信した。
「やよいのオペラをもう一度やるから、それまで生きろ!」
こうしてこのオペラの脚本を「神々が」書きはじまった。
神々は自分たちの脚本をやよいとオレに「翻訳」させ、
8月の終わりに新潟県おじや市若栃村の秋祭りで火付盗賊のIZUMIさんに出会わせ、
和太鼓奏者小瀧さんとチャーリーを呼び寄せ、
山形にいるやよいのもとにもと演劇部マミを送りこんで発声や演技の指導をさせた。
すべての偶然が複雑な絨毯のように織り込まれ、このオペラをつくりあげた。
081019myayoirouzoku.jpgphoto by MIYUKI

原作、語り:やよい
脚本、歌:AKIRA
Fire dance:IZUMI
和太鼓:小瀧。チャーリー

1.祈りの歌
2.Happiness
3.エターナルソウル
4.家族
5.War
6.心がくしゃみをした朝
7.シャンティー
8.祝福の歌
081019msyukuhuku.jpgphoto by MIYUKI

9.和太鼓&Fire dance
10パズル
11Holy night 和太鼓&Fire dance

オレは骸骨もようのパーカーを頭からかぶり(死神の象徴)、車椅子のやよいを押して舞台に上がる。
081019mhoneyayoi.jpgphoto by MIYUKI

物語は4年前の7月、やよいが150錠もの薬を飲んで自殺を図るシーンからはじまる。
やよいが実際に経験した臨死体験で人生をフラッシュバックさせられるシーンごとに歌が織り込まれていく。
081019myayoaki.jpgphoto by MIYUKI

幼いころから家庭内暴力のなかで愛に飢え、つきあった男性からも腕を折られるなどの暴力を受ける。
海外へ逃亡したやよいはファイアーダンスとやさしい恋人翼に出会い、生きることのすばらしさに目覚めていく。


母親の子宮で聞いていた心音のような和太鼓が聴こえてくる。臨死体験のとき、やよいから抜け出した「命の火」が闇のなかで踊りながら、やよいに語りかけてくる。
081019m2fire11.jpgphoto by MIYUKI

「どうでした? あなたの人生を振り返ってみると」
やよいは命を引き換えにしてもっとも大切なことを学ばされたのだ。

「すてきな思い出でも、どんなにそれがつらい思い出でも、すべてに意味があった。
ただ生きているときには必死で気づかなかったが、人生はまるで自分に必要な授業だけを組み上げてもらった学校のようだった。」
081019myayoizu.jpgphoto by MIYUKI

火の玉は言う。
「人は誰でも命の火をお腹のあたりに宿している。
男女が抱きあうと女のヘソのしたに小さな火が灯る。
自分の火を子から孫へと移し終えた者は彼岸から生きている者たちを見守っている。
命の歴史は松明リレーのようなものだ。
生きているいるときは辛いことや哀しいことのほうが多いだろう。だけどみんなそれぞれに命の火を燃やしてせいいっぱい踊っている」
081019mfireの.jpgphoto by MIYUKI

「事実は小説よりも奇なり」という言葉がある。
オレやよいが必死に書いた脚本の外側に神様の書いたもうひとつの脚本があったのだ。
4年前にやよいが自殺を図ったとき、いっしょに住み、アジアを旅した翼、それが今目の前で踊っているIZUMIさんだった!
このオペラは壮大な現実のドラマだったのだ!
081019m2fire12.jpgphoto by MIYUKI

大地を揺らす和太鼓、狂喜乱舞する炎が、観客を巻き込んで至福のエクスタシーへと登りつめていく。
突き上げる歓喜にやよいは叫ぶ。
「そうか、こんな失敗だらけ人生でも、わたしの命の火は踊っていたんだ。
美しいファイヤーダンスを!
081019m6.jpgphoto by MIYUKI

命ってすごいね!
命って輝いてるね!
命って力強いね!
命って愛おしいね!
命って宝物だね!
081019m2fire16.jpgphoto by MIYUKI

IZUMIさんがファイヤースティックをかまえ、燃え盛る炎にむかってやよいが火を噴く!
刹那、すべての人々の心の闇を照らす巨大な火の玉が出現した。
「命の火を燃やせー!!!」
081019m2fire2.jpgphoto by MIYUKI

3ヶ月前に死んでいたかも知れないやよいはとんでもないことを成し遂げた。
何度も地獄をくぐってきたやよいが搾り出す命のメッセージはすべての人々に生きる勇気を与えた。
やよい自身の救済からはじまったこのオペラは、個を超え、創作を超え、生きとし生けるすべての命を賛美する壮大なドラマとなった。
もう千人でも1万人にでも見てほしいほどに、オレたちは人類史最高のオペラをつくりあげたんだ。
081019myaroudoku.jpgphoto by MIYUKI

やよい、おまえはすばらしいぞ。
おまえは自分が思っている100万倍もの力をもっている。
そして誰もが命という無限の可能性をもって生かされているんだ。

081019mrasen.jpgphoto by MIYUKI

さあオペラ月間4本の最後を飾るのはこの人しかいない。
世界中で無数のシャーマンにあってきたオレが最も敬愛する魂の母、
アシリ・レラ!

080929rera.jpg富士山で雲を晴らすアシリ・レラ

★10月25日(土)日光幾何学堂
〒321-1421 日光市所野1543-332 TEL,0288-50-1066(アクセス
「未来で待ち受けるアイヌの知恵」
講演:アシリ・レラ
ゲスト:AKIRA
6時開場。6時半開演。2500円。
予約mail:norimasa@io.ocn.ne.jp
テントを持参の方のみ幾何楽堂の庭に宿泊(1000円)できます。

10月26日(日)セルフストーリーオペラ「レラ」
ギャラリー悠日」(東武宇都宮線「南宇都宮」駅前、徒歩1分。地図。電話028-633-6285)
語り部:アシリ・レラ(北海道)。歌い手:AKIRA
5時開場。6時開演
前売り2300円 当日2500円。
キャンセル料はないので、今すぐ電話で予約を(氏名、人数)
電話028-633-6285(10時~18時まで 毎週火曜定休)

アイヌ民族を代表する語り部として祖先の知恵を伝えるアシリ・レラさんは、たくさんの身寄りのない子供たちを育て、自然を守る活動をつづけ、アイヌモシリ一万年祭を15年にわたって主催する。世界中の先住民と交流を広げていく。深い英知と大いなるやさしさに満ちたレラさんの人生に触れる貴重な機会をお見逃しなく!

※すでに3本見てくれた人もそうとういるが、4本ぜんぶきてくれた方はAKIRAライブの秘蔵DVDをプレゼントします。

日光のホテル情報紅葉のピ-クなので宿は早めに予約してください。

宇都宮のホテル情報

※交通
ご参考までに、ライブ開始時間に合わせてのご案内をさせて頂いておりますが、当日の運行状況等をご確認の上、お気をつけてお越し下さい。
*都内からお越し頂く場合
11:39 JR新宿駅~(湘南新宿ライン:小金井行)12:36 栗橋駅着
12:49 東武日光線 栗橋駅~(快速・会津田島行)13:23 新栃木駅着
13:43 東武宇都宮線 新栃木駅~(普通・東武宇都宮行)14:14 南宇都宮駅着
*お帰り
20:06 東武宇都宮線 南宇都宮駅~(普通・栃木行)20:40 栃木駅着
20:53 東武日光線 栃木駅~(急行・浅草行)21:23 栗橋駅着
21:38 JR栗橋駅~(東北本線・上野行)22:24 赤羽駅着
22:29 JR赤羽駅~(埼京線・新木場行)22:45 新宿駅着
尚、お車でお越しの方悠日HP内の交通ご案内をご参照下さい。