I have nothing | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

 静岡ライブが急きょ延期(期日未定)になった。
 主催者のはなからメールで相談があり、かなり悩んでいるようだ。はなはライブの3日後にオーストラリア留学をひかえ、少人数のスタッフで走りまわり力つきたようだ。
「オレたち(ミュージシャン)のほうは気にしなくていいよ。予約してくれた人たちにお詫びのメールと払い戻しをきっちりしてくれればみんなわかってくれるだろう」
 昔の日本軍みたくがむしゃらに突進して玉砕! ってのもやばいしね。
 横浜ライブの主催者イサもこう相談してきた。

まず、いよいよ主催含めて疲労困憊、参ってきました。主催を降りる、のでなく少し休ませてもらえませんか?

 オレはこう返信した。

今回のイサの学びは、
1、「無責任の責任」。
2、「自分の無力さを正直に受け入れる」。
3,「見るまえに飛べ」
こころのままにMOVE! MOVE! MOVE!

 生涯ひきこもりを自認するイサをひっぱりだし主催者にしたのはオレだし、オレにとって大切なのはライブよりイサの成長である。彼が北海道のアシリ・レラさんに会いに行くと言いだしたので、ライブ直前にもかかわらず北海道へ行くのを応援した。さいわい東京横浜スタッフのアイリン、真咲、アヤ、ピリカ、キミ、アニオ、トモがイサをしっかり受けとめサポートしてくれる。最高の仲間たちをイサは得た。
 なにか目標を決め、それを成し遂げるのは素晴らしいことだ。
 しかし成し遂げられないことも、成し遂げると同じくらい大切な学びなんだ。
 「I have nothing」は、
 「nothing(ないこと)」をもっているということだ。
 ないことは、あることと同じように、豊穣な密度をもっている。
 できないことは、できること以上の成長をもたらす。
 だいじょうぶ、静岡のみんな。いつか時が熟したとき、最高のライブをやろう。
 せっかく予約してくれたみんな、ごめんね。もし横浜ライブが締め切られても優先的に入場できるように手配します。
 ヤオさんもオーストラリア・ライブを大成功させて帰ってきたし、メンバーもそれぞれの苦難をくぐり、東京横浜ライブはさらにパワーアップしたONSENSが爆発するぜい!

PS タケちゃんのパソコンが3日前にクラッシュして、膨大な情報がぜんぶ消えてしまった。
1月26日以降にタケちゃんへTシャツやDVDを注文された方(約3名)はAKIRA宛にもう一度メールをください。
 オレも風邪でぶっ倒れてるし、クラッシュな季節なのかも。
 生き急ぐのはいいが、みんな無理しすぎないように(自戒)。