祈りプロジェクトⅣ ようこそヨウコへ | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

 おい、ウソだろう?
 つーかウソと言ってくれ、神様。
 沖縄離島ツアーを企画し、オレたちといっしょに旅したヨウコからこんなメールがきた。

私今日、病院で検査を受けたら乳がんでした。
早期発見じゃないんです。
すでに切除できないぐらいに大きくなっており、
治療で小さくしてからとることになるらしいです。
今日は転移がないかどうかのCTを受けてきたところです。
あはは、来月の暮らしすらおぼつかない私に万単位の検査代を請求する病院。
えー、どうしよう?
こうなったら笑うしかないかなあと思って。(以上メール抜粋)

 ヨウコとメールをやりとりするようになって3年近くたつ。(霊界相談1霊界相談2を参照)
 独身のヨウコは「工房キビ」という店名でオーガニックの菓子をネットなどで売りながら細々と生計を立てている。
 オレとタケちゃんはツアー中、石垣島にあるヨウコの小さなアパートに泊めてもらい、焼きたてのスコーンやキャロブ・クッキー、極上のシフォンケーキなどをごちそうになった。ライブ中にもヨウコのお菓子を宣伝し、会場で売り歩いたものだ。
 離島ツアーのためヨウコはひとりで走りまわり、石垣島じゅうにONSENSのポスターを貼りまくり、宮古島をバイクで逆走しながらラジオ局を見つけてきたり、西表島でいっしょにヒルの雨と戦った。
 ヒルと血を分けた兄弟、まさに魂の家族である。
 人一倍思いやりがあるくせに口べたで、頑固なくせに情にもろく、最高に素敵なやつなんだ。
 「霊界相談」にもあるように、ヨウコは好きな人を亡くし、「祈りプロジェクトⅡ」のマキにもお見舞いにいっている。
 それが今度は自分の番だ。

 明子さん、マキ、ツネちゃんにつづく「祈りプロジェクトⅣ ようこそヨウコへ」に参加してください。
 「ヨウコのガンが消えますように」じゃなく、「ヨウコにとって一番うれしいことが起こるよう」祈ってください。
 祈り方は自由です。ある者は踊りながら、ある者は歌いながら、ある者は絵を描きながら、ある者は本を読みながら、ある者は酒を飲みながら、ある者は合コンしながら、ある者は眠りながら、ある者は飯を食いながら、ある者は屁をこきながら、ある者は鼻くそをほじりながら、ある者はオナニーしながら、ある者は神社に行きながら、ある者は満員電車に揺られながら、ある者は波に揺られながら、ある者は旅しながら、ある者はナイアガラ見ないやがら、ある者は長らくごぶさたしながら、みんながそれぞれのやり方で好き勝手に祈ってください。
0606ヨウコとツル子さんヨウコ(左)と魂のお母さん

 ヨウコ、むちゃなことを言うオレを許してくれ。
 その刹那、世界が崩壊しただろう。
 そしてまったくちがう色合いをもって立ち現れてきただろう。
 いよいよ人生最大の見せ場がまわってきたな。
 大いなる宇宙の循環のなかで自分の役割を知るものは試練を恐れない。
 死をまるごと受け入れて、生を完全肯定するんだ。
 治る治らないじゃない、
 今ここに生きている奇跡を最高の歓喜をもって抱きしめる。
 自分の生を支えてきたすべての人々、
 自分とつながるすべてのものと、
 あふれんばかりの感謝をシェアするんだ。
 だいじょうぶ。
 おまえにはオレたちがついてる。
 集団ストーカーのように来世まで憑いていく。
 だいじょうぶ。
 おまえがどこにいようが、
 あらゆる瞬間、
 おまえはひとりぼっちじゃない!
 
今夜君は苦しすぎるから
病院のベッド 点滴のバッグ
嗚咽噛み殺す

誰か気づいて わたしに気づいて
軽すぎる命 重すぎる運命
嘆きつづける

おお不幸なる者よ
おお幸いなるかな
ぼくたちは歌う 君に歌う
すでに君は守られてる

さあとどけ 祈りの歌
君の胸へと突き刺され
さあひびけ 祈りの歌
慈悲の涙で地を満たせ

 ※ヨウコへの励ましのメールはミクシ のほうへお願いします。
 ※お菓子の注文は工房キビメールしてください。