「人間が降ってくるので注意!」の標識にビビりながらも、
早くもシュミレーションをおこなう。
むむむっ、まだ登るのか!
50メートルはじっさい登ってみると、とてつもない高さなのである。
ついに捕虜としてとらえられる。
余裕の笑顔で笑っているが、じつは気絶しそう。
インストラクターもびっくりするほど、
美しいフォームで飛んじゃいましたー!
はっはっは、バカだね。
バンジージャンプなんかジェットコースターみたいなもんだろうと思っていたら、大まちがい。
少なくともオレにとっては、アルタードステイツ(変性意識)に達する臨死体験だった。