alone 3の解説 | New 天の邪鬼日記

New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

 1ヶ月間の北海道ツアーまであと3日しかない。
 やること山積みだわさ。
 大宮のオペラと横須賀の追悼ネアリカのことは明日じゅうに書くよ。とりあえずニューアルバムのことをちゃんと紹介していなかったんで、まずはそれからいこう。
 「alone 3」は、ライブやウエブでも予想外に売れているんで、シュースポスの神話(岩を山に運びつづける)のように、おきてる間中CDを焼き、ジャケットを印刷&カットしつづけている。過労で死ぬね。まさにCDという殿様の家老、つーか奴隷のように働いている。
 7月に札幌でボーカルを録音する「ONSENS」アルバムと最強のピアニストhajime、最強のギタリストとーるとつくる「家族」のアルバムは業者に発注するので、おそらく手作りアルバムはこれで最後になるだろう。だから心をこめて焼いている。
 あっそうだ、アルバムの解説をしなくちゃ。

 今回はオーストラリアの旅でつくった6つの新曲を中心に、さらに広がり、やさしくなったAKIRAワールドを堪能できます。録音器材の購入により、音質も高まり、コーラスやキーボードなど、ひとり難役もこなしています。バリエーション豊かな楽曲がまるで絵本をひもとくように並んでいます。(歌詞集

1 雲のうえはいつも晴れだから
 心の天気はめまぐるしく変わる。でも雲のうえにはきみの知らないもうひとりのきみが住んでいて、ずっとずっときみを見守っているんだ。それを人は、神、魂、ハイヤーセルフ(高次の存在)、マスター(賢者)などと呼ぶけど、オレはもうひとりのきみ自身だと思う。自分を信じること。それはちっぽけな自我じゃなく、無限の宇宙を永久に旅しつづけるもうひとりのきみ自身を信じるってことだ。

2 マーマレードスカイ
 広島の原爆を歌った曲だが、60年の時を経て現在に至る心の変遷や生活までをもとりこむ壮大な視野が、せつない再会の物語として描かれている。ヒロシマの今を歌った曲は世界でもこの歌しかないだろう。

3 愛を知らない子どもたち
 誰の心のなかにも孤独な少年少女がすんでいて、オレたちはその子たちをおきざることによって大人と呼ばれる人種の一員になった。ひきこもりや心の病の爆発的な増大は、彼らの声なき叫びだと思う。謙虚に耳を澄まし、彼らの声を聞くところから本当の救済ははじまる。

4 祝福の歌
 きみ自身のすばらしさに気づいてほしい。
 なぜなら「すべての命は祝福されて、この世界に在る」から。
 きみがきみ自身のすばらしさに気づいてくれるまで、オレはどんなにハードな状況でも、命をけずってでも、きみにむかって歌いつづけるよ。

5 Beyond the border
 社会や国家や教育やきみ自身がつくりだした集団幻想「ボーダー」によって、オレたちは鉄条網の世界に閉じこめられている。「はじめの一歩」を踏みだすのは誰だって怖い。でもボーダーのむこうに光が見えたなら、勇気をだしてそのボーダーを踏み越えてごらん。そこにはまだ見ぬ世界と新しい仲間たちが待っているはずだ。

6 レラ
 オレにとって魂の母であり、たくさんの孤児たちを引き取って育てたアシリ・レラ(山道康子)さんに捧げた曲だ。アイヌ民族の深い知恵と大地のように広大なやさしさをきみに伝えたい。

7 終わらないキスをしよう
 ラテンパーカッションのリズムにのせ、ユーモラスな詩が歌われている。世界が滅びようと、人類が身投げしようと、「永遠の今に生きる」。さあ目を閉じて、心開いて、終わらないキスをしよう!

8 老人と星
 完璧な計画や高い理想だけを語ってなにもしないより、ささやかな笑顔ひとつで世界は変わっていく。大切なのは結果じゃなく、プロセスなんだ。まるでおとぎ話のようにヒトデを海に返しつづける老人の物語がきみを変える。

9 Traveling man
 オレの19歳から29歳までの旅を描いた自伝的大作。ロードムービーでも見るようにさまざまな世界が展開され、きみを旅立たせる。

10 Hello my mom !
 お母さんのお腹にいるときのことをおぼえているかな?
 赤ちゃんの無意識にまで踏みこんでいった歌は世界でもこの曲だけだろう。やさしいスローバラードで、子守歌のように聞ける。友人が母の誕生日にこの曲を贈ったけど、世界中のお母さんや子どもたちに聞いてほしいな。オレは5歳で母に捨てられたけど、今では母の愛情に心から感謝している。
 ママに会えてよかった
 ママの子供でよかった
 Hello Hello my mom !
 ありがとう

 感想もぞくぞくととどいている。

アキラさんの声に優しさと深みが加わって心の奥底まで響き魂が揺さぶられます。
聞けば聞くほどに歌詞の重みと深さに気付かされます。
一人でも多くの人たちにきいてほしいCDです。(GANGA)

さっきからずっと、エンドレスでCD聞いてるけど、その度、発見、、感動があるんだもん。ま、、、、涙がとまらないよ。涙は、、心が動いたときに、緊張感が生まれて、その状態を緩和するために、行われる生理現象だよ。だから、命レベルで、心がぐらぐら動かされ続ける作品だよ。
(たまみ)

AKIRAさんの曲聞いてると、AKIRAさんの本を読んでる様な気持になります。だから、、、どの曲も良いのです。今回のライブで歌っていた曲はもちろんのこと、その他の曲もざっくりざっくり心、いや魂の中入ってきます。(チヨ)

愛を知らない子どもたちは、わたしたちの世代というか、全人類の救済の歌ですね。(トキコ)

ここまで心をえぐるCDははじめてです。ジェームスブラントの100倍すごい!(あるく)

いろんなお話が詰まった飛びきり上等な絵本を読んでいるみたいに、次々と世界が変わって
最後には広くて気持ちのいい場所に出られる。(ヨウコ)

 くわしくは感想ページも見てみて。
 ※希望者はあさって27日(水)までに急いでメールしてください。ツアー中は「info@akiramania.com」のメールがパンクしてしまうので、ブログ右横についている「メッセージを送る」で注文してください。北海道から郵送します。