幾何楽堂ヒーリングライブ | New 天の邪鬼日記

New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

6月14日(土)
080614ろうそく1Photo by MAKOTO

退行催眠とライブの合体という前代未聞の実験である。
いやはや何が起こるか、小学校の遠足のようにワクワクする。
日光は曇りなき晴天。空気が透きとおって日光連山の輪郭がくっきりと見渡せる。
昼はスピリチュアルカウンセラーHISATOさんのワークショップがおこなわれた。HISATOさんには浜松ライブなどで何度もお世話になっているが、ワークショップに参加するのははじめてである。
世間は空前のスピリチュアルブームで、インチキ・ヒーラーや人の弱みにつけこんだぼったくりカウンセリングが横行しているが、器の小さいヒーラーはやがて淘汰されていくだろう。
HISATOさんのワークショップはいたってニュートラルだ。あやしい精神世界論を説かず、人の感情がいかに体やまわりの人にまで影響するかをわかりやすく教えてくれる。
ひとりがイスに座り、まわりの4人がわきの下をひざの裏に手を入れてもちあげる。もちあげられる本人が楽しいことを考えると体重が軽くなり、ネガティブなことを考えると重くなる。実際に体重が変わるわけではないが、感情によって筋肉がほぐれたり、硬くなったりするので、重くなったように感じるのだ。
同じように本人がほめられたときと、けなされたときにも、重さが変わってくる。また本人ではなくまわりの4人がネガティブなことを思っているときと、ポジティブなことを思っているときも重さが変わる。HISATOさんは言う。
「会社帰りの満員電車にのるときはなるべく疲れたオヤジのとなりにいかないで、ラブラブカップルのとなりとかに立つようにしましょう」
たしかにネガティブな人と接しているとこっちまでネガティブになるが、ポジティブな人と接すると元気になる。とうぜんネガティブな人のまわりには人がよりつかなくなり、ポジティブな人のまわりにはどんどん人が集まってくる。
「カップヌードル瞑想」というのもおもしろかった。
文字通り1日たった3分間の瞑想で、自分が行ってよかった場所やいきたい場所など、ひたすら楽しいことだけを思い浮かべる。
温泉でもいいし、おいしいラーメン屋でもいいし、外国のリゾートでもいいし、オレはアマゾンやチベットやマレーシアのビーチなどをイメージした。
「ええーっ、もう終わりー?」つーくらい3分はあっという間にたち、幸せな気分になる。
20人の参加者がすっきりと開かれた状態で3時間半のワークショップが終わり、ライブへのモチベーションが高まる。
080614ギター2Photo by MAKOTO

しかも今日は主催者HINA(Daylightroom)のアイディアで、100万人のキャンドルナイトとコーポレイト(協賛)している。幾何楽堂のオーナー小坂さんが竹を108本に切り、ろうそくを灯すという壮大なインスタレーションも飾り付けられた。
会場いっぱいに40人の観客が腰をおろす。鹿児島や北海道、静岡や新潟、なんとニュージーランドからきてくれたタカシくんもいる。
080614観客Photo by MAKOTO

幾何楽堂正面の緑あふれる風景画ゆっくりと翳(かげ)り、美しい竹ろうそくの炎が浮かびあがってきた。
おおおー、幽玄!
080614アキラ1Photo by MAKOTO

「人は誰でも命の火を抱えています。その火は生命の誕生から祖先たちが守りつづけ、祖父母から両親、そしてあなたへと受け継がれてきました。あなたが愛する人と抱き合うと女性のおなかに小さな新しい火がともります。そうして命のバトンリレーが受け継がれてきたのです」
みんなが手を触れ合うように蓮の花ろうそくをまわし、オレが1曲目を歌いはじめる。
080614ろうそく2Photo by MAKOTO

父や母や祖父や祖母が
恋をしてきみを生んだ
命の火をそっと抱いて
伝えておくれ

人は何度も生まれ変わり
少しずつ学んでいく
許すこと 信じること
愛し合うこと

ソウルメイト 時を越え出会いつづける
ふたつの命 ひとつの魂
ソウルメイト 空に幾千の星
ひときわ輝くきみを見つけた

ソウルメイト ソウルメイト
いつもそばにきみがいたね
ソウルメイト ソウルメイト
いつもそばにぼくはいるよ

1, ソウルメイト
2, 愛のカタチ
3, Alone
4, Eternal soul
5, ムーンタイム(オカリナ:瀬戸祐介さん)
6, Born to love
7, 祝福の歌
080614瀬戸さんPhoto by MAKOTO(オカリナ:瀬戸祐介さんのソロ4曲)

8, 背中(ピアノ:AKIRA)
9, たったひとつの命(ピアノ:AKIRA)
10, 「神の肉」朗読(ピアノ:AKIRA)
退行催眠:HISATO
11, Hello my mom!
12, 家族
13, 祈りの歌((アンコール)
14, ミタクオヤシン(アンコール。オカリナ:瀬戸祐介さん)

ふだんは6:4でアップテンポの曲をいれメリハリをつけるが、今回は全曲バラードというありえない挑戦をした。
オカリナ奏者の瀬戸祐介さんまで飛び入りでコラボしてくれるという豪華版である。
「Alone」を2日前に自殺したメグ(24歳)に捧げた。オレはメグには会ったことがないが、北海道のジョニーさんがメグに「家族」を送ってあげた。メグは長い間父親とうまくいっていなかったが、「家族」を聴いて関係が変わったという。「父親と近所をドライブしてお互いに今までの生活をはじめてぽつぽつと話し、父親が許せ好きになった」というメールがジョニーさんに送られてきた。オレはメグの写真をプリントし、額に入れて会場に飾った。メグがいちばん好きだった「Alone」を天井あたりに漂うメグにむかって歌った。

新しい子どもたちよ
ぼくらのあやまちをくりかえさないで
赤い血を流し分かち合う魂
そっとKissがはじまる

天国に咲く花は
地獄に根を下ろす
深い孤独を知る君の笑顔
やさしくぼくをつつむ

すべてのものにさよならして
すべてのものとつながるんだ
みんなちがってみんないい
ちがうからこそ愛し合うんだ

ぼくの後をくるな ぼくは導かない
ぼくの前をゆくな ぼくは従わない
ぼくとともに歩め 同じ痛み抱えて
ぼくたちはひとつだ alone is not lonely

080614ヒサトPhoto by MAKOTO

さあ、いよいよ退行催眠と歌とのコラボである。HISATOさんがステージに登場し、優しい言葉で観客を導いていく。
「目を閉じてゆっくりとリラックスしてください」
少しずつ時間をさかのぼり、子供のころからお母さんのおなかにいたとき、そして生まれる前にまでもどっていく。
「あなたがなぜこの両親を自分で選び、あなたがこの人生でどんなことを学ぶために生まれてきたかを思い出していきます」
オレはHISATOさんから伴奏用のコードをわたされていたにもかかわらず、完全に催眠にはいってしまった。
「オレはどんな人生を計画して生まれてきたんだろう? はたしてこんなむちゃくちゃな人生を送っていていいのだろうか?」
そのとき母親のような声が聞こえてきた。
「そのままでいい」
今やっていることがそのまんま、生まれる前に計画してきたことだった。
その声は聴覚ではいってくるのではなく、テレパシーのような感覚ではっきりと伝わってくる。
「おおくの人に、命の大切さや誰もが愛されているということを伝えていきなさい。そのまんまでだいじょうぶ。あなたの人生は計画した以上に順調よ」
オレはささやくように歌いだした。
080614アキラ2Photo by MAKOTO

わたしおぼえてるの
ママに会うまえは
神様といたんだ
天国のテレビで見たよ
ママとパパの結婚式を

Hello my mam !
自分で決めたんだ
ママの子に
なろうって決めたんだ
だって世界中で誰よりも
ママのこと大好きだから

ママに会えてよかった
ママの子供でよかった
ママを守るため生まれてきたんだ
ママに会えてよかった
ママの子供でよかった
Hello hello my mam !

会場にすすり泣きが響き、それぞれが自分が生まれてきた意味を考えるきっかけになったと思う。
「祈りの歌」ではすい臓がんで入院している梅田智江さん(60歳)のことをみんなに話し、いっしょに祈ってもらう。きっとみんなの祈りは梅ちゃんにもとどいただろう。
人の想いは時間や空間や肉体や意識を越え、無限の力を秘めていることをあらめて教わった気がする。
主催のHINA、幾何楽堂の小坂さん、ヒーラーのHISATOさん、オカリナの瀬戸さん、スタッフのマキン、ミホコ、写真のマコト、参加してくれたみなさん、不思議ですばらしい体験をありがとう。
080614ギターPhoto by MAKOTO

MAKOTOのライブ写真集が見られます。

★「AKIRA歌のど自慢大会」東京北千住「COSMIC SOUL」
東京都 足立区 千住1-22-9 Tel03-3882-7050(地図
入場2000円(お詫び:店が手狭なため出演者も入場料を払ってもらうことになりました。ごめんなさい)
全国からエントリーがきています。早い者勝ちですよ。エントリー希望者は日にち、芸名、曲名、をメールしてください。
akiramaniacom@yahoo.co.jp

6月21日(土)開場19:00。開演19:30
エントリー歌手(順不同)
宮古島ネーネーズ(沖縄)「Hello my mom!」
青空徐兄(北海道)「天使のキス」
こーち(岡山)「家族」
シュミーズ北千(東京)「レラ」
(残り1組募集中!)

6月22日(日)開場17:30。開演18:00
エントリー歌手(順不同)
夫婦茶碗(埼玉)「ぬちどぅ宝」
エスパー菊(群馬)「背中」
たまむち(沖縄)「キャラバン」
ミスタースリム(東京)「マヨネーズと電話帳」
(残り1組募集中!)

タイムテーブル
出演者は1時間前にはいってリハーサル。
前座:AKIRAライブ(30分)
メイン:「のど自慢大会」(30分)
1曲ごとに審査員AKIRA、コウヂ、ゲストなどのコメントあり
後座:AKIRAライブ。のど自慢大会のエントリー曲5曲をAKIRAが歌う。(30分)
審査発表:金、銀、銅など。(おもしろい賞品を考えよう)
採点方法:観客に10点満点の採点表をわたす。(コスチュームやエンタメ度、応援団なども採点対象)
フィナーレ:優勝者の曲をAKIRAとデュエットで終わる。

「AKIRA歌のど自慢大会参加者募集」くわしくはブログを参照
出演者以外、メール予約はいりません。直接会場へお越しください。ぎゅうぎゅうでも入れます!

★7月5日(土)のミッションポジティブ2は、もう80名くらいの予約が殺到しているので、こちらから早めに予約してください。電話予約は090-1768-0354(受付時間/14:00~21:00 担当/momo)
7月5日(土)吉祥寺SPC(スターパインズカフェ)
OPEN/14:30 START/15:00(~20:00)
前売り/2,500円 当日/2,800円(別途1ドリンク600円~)

★ 7月6日(日)AKIRA、月乃光司(こわれ者の祭典)、香川大介。
開場14:30 開演15:00 予約2500円 当日3000円
こちらもけっこう予約が集まってるので、予約メールはお早めに。
live_yu_2008@yahoo.co.jp(6/29締め切り)
ライブのあとは炎の料理人でもある大介のバーベキュー・パーティーもありますよ!(むふふ……じつはこっちのほうが楽しみ)