『おてんとうさまはみている』3月28日発売。本文紹介10 | New 天の邪鬼日記

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AKIRA 10年かけた自己啓発本『おてんとうさまはみている』(1600円+税)が最大手サンマークから328日に出版されます。


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本文紹介10


おてんとさま あんたやこの草花と同じくらいかわいい子だよ。

太平洋戦争で、いちばん心を痛めていたからね。

アメリカは天皇制を廃止して、戦争の元凶である昭和天皇を処刑する方針だった。

昭和天皇は燕尾服の盛装で、通訳だけを連れ、司令官マッカーサーに会いにいく。

マッカーサーは天皇が命乞いにきたと思ったね。

なぜなら第一次世界大戦で、マッカーサーの父親がドイツに進駐したとき、敗戦国ドイツの皇帝ヴィルヘルム2世が、「戦争はすべて国民の責任です。自分の命は助けてほしい」って、財産を列車につめこみオランダに亡命したっててんまつを、子供のころ父から聞いていたんだよ。

AKIRA で、昭和天皇はなんていったんです?

おてんとさま 「私の命は、首吊りも銃殺も戦勝国の判断に任せます。ですが、どうか国民だけは助けてください!」と、気をつけして、深く頭をさげたまま、頭をあげない。

マッカーサーは「私は大きな感動に揺すぶられた。

死を伴うほどの責任、それも私の知り尽くしている諸事実に照らして明らかに天皇に帰すべきでない責任を引き受けようとする、この勇気に満ちた態度は、私の骨の髄までもゆり動かした」と回顧録に書いている。

副官の証言によると、マッカーサーは、「天皇を殺すことは、イエス・キリストを十字架にかけることと同じだ」といったそうだ。


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